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2015年11月24日

アメリカアトピー治療プログラム、今年のドクターマセソン来日は大阪です。11月28日土曜日

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明石郁生です

今年のドクターマセソン来日は大阪です。私が1999年に最初のドクターにお会いしたのが大阪でした。あれから16年経ちました。この治療プログラムを続けてこれたことは、ドクター、アメリカのスタッフみなさんのお力のおかげです。また、患者さんからの励ましがあったからです。感謝の気持ちでいっぱいです。

一方では、日本でのアトピー治療の現状は、私が苦闘していた1982年頃とあまり変化がないような印象があります。とても複雑な思いです。アメリカ治療プログラムは、年々変化し続けています。

そして、今回の講演では、最新のアトピー治療、Dupilumabについてもドクターからお話を伺うことができます。ご都合のよろしい方のご参加をお待ちしております。

ドクターからのお手紙を少し抜粋してご紹介します。

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What’s New 1

最新医療情報:ドゥプリマブ治療

臨床・治験は我々のポートランドでの研究施設で4つ進行されています。ドゥプリマブの治験を終了した患者様達はオープンラベルに参加し、アメリカと日本で進行しています。とても良い結果を出しており、平均で80%以上の回復が診られています。

とても興味深い部分が、長期間での使用と必要度です。我々のクリニックで観測している中で、私の考えでは皮膚が長期間安定すると多くの患者がお薬の量を下げるかまったく必要性が無くなるのでは、と思っています。我々の患者のように病状の個人差によってかなりの違いがあるのが予測されます。

患者達はスキンケア、安全な洗濯方法、感染治療とトリガー削減を行う事によってドゥプリマブの効果を最上限に上げる事が出来ます。強いトリガーと接触すると、ドゥプリマブでは抑えきれないほどの炎症が出ますが、投与前と比べると出る炎症は軽減されます。

安全性はとても良い結果を出しています。アメリカと日本が公認する事を待っています。重症患者やサイクスポリンを使っている方達にとってとても良い治療方針になる見込みです。第3治験がドゥプリマブ公認までの、最後の治験です。
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What’s New 2

*Oral Azole Antifungal Agents in Head and Neck Predominant Atopic Dermatitis
Study of 24 patients with Head and Neck Atopic Dermatitis flaring after Puberty
17 (over 70%) responded favorably to 2 months treatment with an oral Azole such as Fluconazole.

最新医療情報:抗真菌剤とアトピー
アゾール系抗真菌経口薬は頭と首に慢性的な炎症が診られるアトピー性皮膚炎の疾患を患っている24人の患者、17歳以上で思春期の後に頭と首に炎症が出ている方達が70%以上、2ヵ月のアゾール系薬物(フルコナゾールなど)投与により症状の軽減が診られた。

FAQ’s
1.  If a patient has been treated with long course (months to years) of oral Prednisone, what are the risks and difference from treating a patient with long term strong steroid ointments? 
1.長期間に渡って常時ステロイド内服薬を使用している患者と長期間ステロイド外用剤を使用している方達の違いと、どのようなリスクがありますか?
Here are the side effects of long term oral Prednisone that could lead to a destructive body system:
長期間の常時プレドニゾン内服からの副作用と体への悪影響は:

2.       With the release of Dupilumab in the market, how will this change the future of your treatment?  Will this be used on all patients?

ドゥプリマブが市場発売された後は、どのように治療が変わりますか?全員のアトピー患者に使用するのでしょうか? 

3.       In your opinion, do you see a difference in the Atopic disease in regards to severity and resilience?  How would they differ from patients, 10 ~ 15 years ago? 

過去10年から15年間の間で、アトピー性皮膚炎の疾患に重症度や治療困難化に先生の意見から変化は見られますか?
Yes, I definitely have seen a change in the profile of the Japanese atopic patients. Of course, I have always seen more severe patients because they have usually failed the usual treatments here in Japan.

はい、日本人のアトピー性皮膚炎に変化が診られます。日本の標準治療で成功しない患者を見てきているので、私は重症患者を良く診ます。

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当日の午後に、マセソン博士、アメリカスタッフ、日本の医療者、明石でミニシンポジウムを行います。
Discussion Topics
Dupilumab, future of Atopy treatment
Importance of skincare, the base of Atopic treatment
“Tough cases”, the ~5% of patients that struggle, and what we can do

ドゥプリマブ、アトピー治療の未来
スキンケアの重要性、アトピー治療の基礎
“困難なケース”、5%の患者達、我々の治療アプローチ
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本情報を必要としておられる全国の患者さん、ご家族にホームページ等を通じて情報を発信しております。情報を必要とされている方、ご家族をご存知のかたはぜひご案内をしていただけると助かります。

本情報が必要な方々のご参加をこころよりお待ちしております。


ドクターマセソン来日 最新アトピー医療情報レクチャー 大阪
http://www.a-association.com/article/104309134.html


日時;2015年11月28日(土)10時〜16時 予定 (9時30分開場)

会場:大阪 阪急ターミナルスクエア 17階

費用:AA-J OMC治療後の方,治療ご検討の方、ご家族、一般の方共に無料です。

*本講演会は、マセソン医師及びOMCアメリカのコーディネイターと共同で、日本のアトピー患者さん、ご家族にアトピーについてのアメリカ臨床医学的な有益なケース、治療内容やセルフケアスキンケアの正しい方向性をご案内することを主旨としております。

ご参加お申し込みはこちらからお願いしたします!

ドクターマセソン来日 最新アトピー医療情報レクチャー in 大阪
 ⇒ http://www.reservestock.jp/events/88811/


お問い合わせフォーム
⇒ http://www.reservestock.jp/inquiry/7410/

最新アトピー治療 初回無料(30分)コンサルテーション 電話、スカイプ
⇒ http://www.reservestock.jp/inquiry/8095/

明石郁生 
カウンセラー/臨床心理士
AA-J /家族とAC研究室
http://www.ikuoakashi.jp/

posted by AA-J at 18:23| 「続・1%の奇跡」