pop2.jpg

2010年03月17日

1,なぜ日本で治らなかったか?

日本型アトピー治療 勉強会テキスト2

1,なぜ日本で治らなかったか?

「治療が的はずれだからだとおもう。」

私は18歳で「成人型アトピー」と診断されて30代まで4回入院した。温泉湯治も長期におこなった。ありとあらゆる民間療法も自宅でおこなった。

アメリカのアトピー治療では、
●かゆみや炎症の原因の治療をせずに、表面(皮膚)に塗り薬(ステロイド)を塗ることは治療とはいわないとドクターは言う。

日本で私が受けてきた治療は、体の中のかゆみの原因を治療せずに、表面からかゆみや炎症を抑えようとするので、体の中に浸透するタイプの「旧来のステロイド軟膏」を使用する。

周知の事実通り、それでは、体の奥底から来る「かゆみ」を抑えることはできない。しかも、広範囲に長期間、体に浸透するタイプのステロイドを塗ることはたいへん危険な副作用を起こす可能性があるし、塗ることをやめたとたんに、激しいリバウンド症状が起こることがわかっているので、アメリカでは、検証結果に基づいて、
使用されるべきではないと明確にインフォメーションされているとドクターは言う。

それでは、なぜ私が成人型アトピーを発症して受けていた治療(?)が23年たった今でも日本では続いているのか?
これは日本独特な事で、アメリカのドクターにも私たちにも分からない。

さらに、日本では混在したように考えられているが、
アトピーとアレルギーは全く別の治療が必要であるとドクターは言う。
アトピー症状が顕著なときアレルギー検査をしても正しい数値は確認できないのだ。適切な治療をした上でアレルギーについて検査治療することが大切で、それ以前に、必要以上にIge等の数値に神経質になったり、食事を制限したり、非科学的な事をし、生活に制限をする事は全くないともドクターは言う。もちろん何かを食べたらすぐに影響がでる等の特別な場合は別であるが。
posted by AA-J at 00:00| ---勉強会テキスト