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2010年02月11日

Dr.Bakerアレルギー治療

■Dr.Bakerアレルギー治療 イミューンセラピーアレルギーラッシュ(Immunotherapy Allergy rush)

日本ではアトピー治療とアレルギー治療は混在したような印象を受けますが、アトピーとアレルギーは全く別の治療を必要としている病気と位置づけられています。アトピーの原因は患者さんの数だけと言っていいほど多種です。 そのなかでアレルギーがアトピーの引き金になる人は多いとドクターマセソンは言います

Dr.Bakerアレルギー治療 イミューンセラピーアレルギーラッシュ(Immunotherapy Allergy rush)

James W. Baker, M.D. Allergy & Immunology 

アレルギー治療、注射のFAQ(英語)
What are Allergy Shots?Tip Brochure.


◆「空気中にあるもの」のアレルギー

花粉、カビ、樹木、草花、土、ほこり、埃ダニ、ダニ、犬のフケ、猫のフケが人体にアレルギー反応を起こさせ、湿疹、かゆみ、喘息、そしていわゆる花粉症の症状を起こさせます。

2000頃までは、この治療は余程アレルギーが顕著に現れている患者さんだけが受けていたのですが、ドクター達の研究会で、検査後アレルギーがあると判断された患者さんは、この治療を受ける事で、アトピー性皮膚炎の治療も回復力が増し、炎症が起こる確率も減ってきます。以下の治療は日本からのアトピー患者さんの為に短期間で効果的に治療される特別なプログラムです。 (アメリカオフィスからの資料から抜粋)
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「空気中にあるもの」アレルギー治療

1,アトピーの治療が始まり、ある程度落ち着いた所でDr.マセソンから指示があります。(ドクターの判断ですぐに検査の指示があることもあります。)

2,アレルギーのドクターであるDr.ベーカーの予約を取り、アレルギーの検査を行います。検査前は痒み止め(抗ヒスタミン剤)やビタミン剤(特のビタミンC)は48時間前から禁止されます。

3,アレルギー検査は、スクラッチテストと言い、縫い針の針を通す部分のようなものにお薬を付け、上腕部の外側に少し引掻きながら、そのお薬を皮膚に付けていきます。(痛みはありません)15分おいて状態をみます。アレルギーがある場合は1分も立たない間に痒くなり赤く腫れてきます。

4,その検査が終わり、同じ所に皮下注射をします。15分おいて症状をみます。これらの検査の結果は、細かく分類され、その患者さんの為に注射液が作られます。これらの検査は、Dr.ベーカーの診察も含めて大体2時間―3時間です。

5,3−5日間で患者さんの為の注射液が出来るので、次の治療のスケジュールが病院から連絡されます。スケジュールが決まれば、治療が始まる24時間前から指定されたお薬を飲み始めます。
24時間前、12時間前、1時間前と3回飲み、もし飲み忘れた場合は治療をして貰うことは出来ません。お薬は患者さんによって種類や量も違います。Dr.ベーカーの所で処方されます。

6,治療が始まるのは、ほとんどが朝8時頃からです。病院の1部屋を貰い5時間滞在します。必ずスーパーバイザーが一緒に付き添わなければなりません。

7,注射は、10本〜60本(症状やアレルギーの種類で変わります)しますが、15分〜25分おきに看護婦さんが来て注射します。注射の種類により、右腕、左腕と指示があり、必ず上腕部の外側にある筋肉と筋肉の間に打ちます。

8,この治療を1週間置いてもう一度行われます。2週間で、Build(ビルド)と言う組み立ての部分は終了されます。

9,注射液を貰って日本へ帰り、2週間に1度、もよりの医師に注射をして貰います。注射のボトルは4−5本の人、1本の人とそれぞれのアレルギーのよって違います。ボトルには、右腕、左腕と指示をしてあります。書類も貰い(そこには詳しくお薬の内容や使用方などが詳しく書かれていて、注射をするたびに、日付を書き入れ、次のお薬を貰う時にDr.ベーカーに提出します。

10,注射液は、大体が10ヶ月間有効で、有効期限(記入されています)が近づいた時には、スーパーバイザーに連絡をして新しい注射液を貰います。この治療は3年〜5年掛かりますが、1年が過ぎたころには、自分ではっきりと自覚できるほど、体の仕組みが変わります。この治療は体内に持っているアレルギー反応を起こす物質を科学の力で包み込んでしまい、外からの刺激に反応しないようにしてしまいます。

● 費用(治療の概算費用です)
アレルギー検査  $600〜$800、
治療と注射液(10か月分) $1500〜$2000
スーパーバイザー $1200〜$1500(送迎、通訳、その後質問なども含まれます)
合計約$3300〜$4300(患者さんによって異なります)


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◆「接触性」のアレルギー治療
肌に触るものと化学薬品アレルギーは治療をすることが出来ません。しかし、自分で正確に何のアレルギーであると言うことが把握できれば、それらを避けることが可能になります。これらの検査も、アトピー性皮膚炎が治まってきた状態で行われます。

Dr.マセソンのオフィスで検査は行われますが、それらは20〜30種類です。24時間〜48時間、背中に張り付けて水をかけないようにします。もっと重症と思われる患者さんはオレゴン医科大学のDr.Storrs(Dr.ストロー)からの検査を受けます。今までに2人が受けています。テストのは90〜120種類で行われ、この検査と結果を肌から読む事が出来るのは、現在の所、アメリカではDr.ストローだけです。
検査は背中、腿、腕、腰とDr.ストローが指示されます。1回に3−4時間掛かり、3回ほどの通院が必要です。これらの検査で判明したアレルギーの原因は、長期間触れないようにするとアレルギー反応がとても少なくなり、反応をほとんど起こさなくなります。

「一般的なアレルギーを起こす物質」 

ゴム:下着など布でカバーしていても、汗をかいた時や濡れた時には、水分に伝わって、肌にゴムの成分が付着し、赤く、痒くなります。

ニッケル:全ての金属に含まれています。100%ステンレススチールには含まれていません。ニッケルが含まれているかどうかを知るには、磁石を使い引っ付くものはニッケルが含まれています。金や銀も100%であれば大丈夫ですが18Kなどもニッケルが含まれています。歯の治療などにもニッケルを使うのはとても危険ということです。

黒い色素:インク、新聞を読みながら、顔を触ったりして炎症が起こります。又、プリンターのインクはプリントする時に空気中にも混じるので、コンピューター関係の仕事をされている方は気をつけないといけません。黒い服、黒のソファー(革張りなどは、腿の後ろに汗を掻き、その水分を通して皮膚に炎症を起こすことが良くあります)アスファルトなど。

ホルムアルデヒド:日本ではシックハウスと呼ばれているようですが、新築はもとより、新しいカーペット、家具などが原因となります。これらは、出来るだけ窓を開けて、ホルムアルデヒドを飛ばしてしまわないといけません。 新しい服にもたっぷりと含まれています。必ず何度か洗って着用してください。縫い代の部分は、なかなか、消えにくいので、脇の下などが痒くなったり赤くなったりする場合もあります。お店で試着するのも時には炎症を起こさせます。

費用:Dr. マセソンの所で行われる検査はアトピー治療の料金に含まれます。
   Dr. ストローの検査は$3800〜$4500
   スーパーバイザー   $1200

posted by AA-J at 14:27| ■Dr.Bakerアレルギー治療